ホーム > Blog

6月, 2016年

インプラントは誰でもできるのですか? [2016年06月17日]

インプラント治療を希望していても、受けることができないケースがあります。
いくつか説明していきます。

年齢制限

基本的に成長発育中の子供にはインプラント治療はしません。
15歳未満だと永久歯が成長しきっておらず、生えそろうのは大体16歳頃になります。
また、20歳以下だと永久歯は生えそろっていても骨の成長が続いていることがあります。
インプラントは骨と結合するため顎骨の発育とともに骨の中に埋まってしまうかもしれません。
完成したインプラントに何らかの不具合が起きるリスクがあるため、ある程度の年齢制限を設けています。
骨の成長が止まる20歳以降に治療を始めるのがよいでしょう。
インプラント治療は歯を失う40~60歳代が中心になりますが、高齢者でも抜歯などの手術を受けられるような健康状態であれば行う事が可能です。

咬み合わせ

咬み合わせが悪いままインプラントを入れてしまうと、トラブルが起きてしまうケースがあります。
一部の歯やインプラントに負担がかかり、インプラント自体や上にかぶせた人工歯が割れてしまうことがあるかもしれません。
まずは咬み合わせの改善が必要になります。

重い歯周病

歯周病とは、歯を支える骨が溶けていってしまう歯茎の病気です。インプラントは骨に埋め込むものです。そのため、骨が少なくなってしまったところにインプラント事態を埋め込むことが難しいのです。
この場合、骨の量を増やす手術を行うことでインプラントが可能になるケースもあります。

持病(全身疾患)

手術が伴うので、特定の持病を持つ患者さんはインプラントを受けられないことがあります。
心臓病で症状が重い人や安定していない人は、心臓に負担がかかるため困難とされます。
糖尿病の人は、手術後の傷の治りが悪い上、免疫力の低下で感染の危険性が増します。糖尿病による血流の悪化により、インプラントと骨が定着しにくく歯周病にもつながります。
骨粗しょう症の代表的な治療薬ビスフォスフォネートを服用している人は、手術後に骨が壊死してしまうことがあります。
いずれにしても100%インプラントを受けられないというわけではありませんが、安全性を考えると受けられないケースが多くなります。

喫煙

喫煙によって血液の流れが悪くなり、傷口の治りや骨を作る細胞の増殖に影響します。白血球は細菌を退治させる役割がありますが、喫煙はその白血球の機能を低下させる作用があります。その結果細菌が繁殖し感染のリスクが出てきてしまうのです。少なくともインプラント治療前後の一定期間は禁煙が必要です。

治療後のメンテナンス

インプラントは歯周病になる可能性がある上、歯周病はインプラントにとって天敵です。 このため、口内のクリーニングやインプラント自体の調整の意味でも、治療後のメンテナンスは欠かせません。そのメンテナンスを受けられないという人は、インプラント自体を受けることができないのです。
ちなみに、定期的な通院が困難だと歯科医に判断され、治療を受けられないケースもあります。この場合、理由となるのは患者さんの年齢です。70歳以上の人になると、手術自体に耐える体力を持っているかどうかを慎重に考える必要がありますし、同様に、治療後に定期的な通院が可能かどうかも考える必要があるのです。

判断するのは医師

上記のいずれにせよインプラント治療が可能かどうか判断するのは、担当の医師です。明らかに無謀と言えるような状況は別ですが、十分なカウンセリングと診断を受けて決めることが大事です。
当院では、インプラントを含めた咬み合わせ改善の治療をご提案させて頂いております。