2月, 2017年
ホワイトニングは痛いですか? [2017年02月24日]
ホワイトニングは歯を削ったりすることはないので、虫歯治療のような痛みはありません。
しかし、痛みを伴うこともあるのでどのような理由でどのような痛みがでるのか説明していきます。
知覚過敏
ホワイトニングをしているときやした後にしみるような痛みを感じることがあります。
その原因は主に知覚過敏です。
二割ほどの人がなると言われています。
冷たいものがツンとしみるような痛みに似ています。
知覚過敏が起こる原因
- 歯の先端が削れている
歯ぎしりなどにより、エナメル質の内側の象牙質が露出し過敏になります。 - 歯肉が下がっている
歯周病で歯茎が下がると、エナメル質の内側の象牙質が露出し過敏になります。 - 虫歯
虫歯により、エナメル質から象牙質、場合によって歯髄まで穴が空いていると激痛が起こります。 - 詰め物や被せ物が合っていない
詰め物や被せ物の隙間から象牙質まで薬剤が入り込み、過敏になります。 - 歯茎が腫れているあるいは傷がある
傷口に薬がしみるようにホワイトニング剤が歯茎の傷などにしみることがあります。 - ホワイトニング剤が強すぎる
ホワイトニング剤に含まれる過酸化水素水が多ければホワイトニングの効果は高まり早く白くすることが可能ですが、その分知覚過敏になるリスクも高まります。 - 長時間のホワイトニング
ホワイトニングの薬剤をつけている時間が長いほど知覚過敏になりやすく、その時間も長引きます。
対処方法
- 治療をする
ホワイトニングをする前に虫歯や歯周病の治療を優先的に行います。 - 安静にする
痛みは一時的なものなので、時間がたてば徐々におさまってきます。 冷たいものを控えて様子をみましょう。 - 市販のコーティング剤を使用する
エナメル質を強くするフッ素配合の歯磨き粉やジェルなどでケアします。 知覚過敏用の歯磨き粉が分かりやすいかもしれません。 - 我慢できないほどの痛みなら鎮痛剤を服用して様子をみましょう。
ここであげた例はあくまで一般的な原因であり、痛みが2日や3日続くようであれば歯科医院を受診した方が良いでしょう。