虫歯・知覚過敏の治療

歯医者に行くのが怖くて虫歯を放置している方へ

虫歯は、虫歯菌の出す酸が歯を溶かしてしまう状態です。神経に近づくほど痛みが増し、歯根まで虫歯が進行すると歯根が化膿して膿が溜まり、 最終的には抜歯となります。

疲れや軽い体調不良は安静にしていることで改善しますが、虫歯は歯科医院へ行かなければ治すことはできません。 虫歯の進行状態と治療にかかる時間と治療の負担は比例する、と考えましょう。

痛みの少ないレーザー治療について

レーザー機械

レーザー治療とは、赤外線の熱エネルギーを使って感染している部位を蒸散させ、除去する治療法です。 歯科医療現場では虫歯の治療・予防から歯周病・知覚過敏の治療に用いられ、痛みが少なく治りが早いのが特徴です。

また、レーザーの光は特定の物質にしか反応しない性質を持っているため、虫歯菌に感染した悪い部分だけを取り除いて、健全な部分を残す治療ができます。

レーザー治療の長所

  • 「キィ-ン」「ガリガリ」という嫌な音がしない
  • 悪い部分だけを正確に除去し、健康な歯を痛めない
  • 熱の発生が微少のため、治療の痛みがほとんどない
  • 殺菌消毒に高い効果がある
  • 予防効果が高まる

どんな場合に有効か

  • お子さまや、歯科治療に恐怖感をお持ちの方の治療に最適
  • 知覚過敏や口内炎の治療など、歯肉を切除しなければならない場合も、痛みや出血がほとんどなく治療できる
  • 歯石の除去もできるため、歯周病治療にも有効

知っていますか?虫歯の原因

虫歯の原因はプラークと呼ばれる細菌で、中でもミュータンス菌は食べカスの糖分を栄養にして酸を作り、歯を溶かしていきます。 「歯磨きをしているのに虫歯になってしまう」という方の多くが、実はプラークをしっかり除去できていない状態です。

虫歯の検査などで「C1、C2」という言葉を聞いたことがあると思います。 これは、英語で虫歯を指すCariesの頭文字に番号をつけて進行状態を表したもので、番号が大きくなるほど虫歯が進行している状態です。

C1

歯1

歯の表面の硬い部分(エナメル質)だけが溶けて、黒ずんでいる状態。自覚症状はほとんどありません。 虫歯部分を取り除き、樹脂やインレーと呼ばれる金属を詰めるなどの治療を行います。

C2

歯2

歯の象牙質まで虫歯が進んだ状態。水やお湯がしみることがあります。虫歯部分を取り除いたあと、金属や樹脂の詰め物をするなどの治療を行います。

C3

歯3

虫歯が象牙質を破壊して、歯髄(神経)にまで達した状態。歯髄が完全に死んでしまうと痛みが消失しますが、 歯髄から歯の外(歯根膜)まで炎症が広がるので、腫れを伴った激しい痛みを生じる場合があります。歯髄を抜き、 根管を消毒して樹脂で封鎖する根管治療を行い、クラウンと呼ばれる被せ物をします。

C4

歯4

歯の上の部分がなくなり、根だけが残った状態。歯髄(神経)が死んでしまっているので自覚症状がない場合があります。 歯根がしっかりしていれば、クラウンで補うことができます。

知覚過敏

歯ぎしりや加齢によって歯茎が下がり、歯と歯茎の間が露出してしまったことで起こります。
本来歯茎でおおわれているはずの場所が出てきており、さらに歯ぎしりなどで力が加わることで歯が欠けてしまうと、神経を刺激して痛みます。 虫歯ではないのに痛む、という場合は知覚過敏の可能性があります。

かぶせものの内側はどうなっている??

普段目にすることのないかぶせものの内側。
しかしこの内側が、非常に虫歯になりやすく、そして気づきにくいのです。
特に保険治療で行える銀歯は接着剤が水に溶けて隙間ができそこから虫歯になったり、歯自体に力がかかり小さいヒビが入って虫歯になったりします。
そしてかぶせものがはずれたり、痛み出したりしてやっと、その歯が虫歯に侵されている事に気づくのです。

かぶせものと歯の間が黒くなったり沁みたりしていたら要注意です。
また、虫歯になる要因として、咬み合わせが大きくかかわっています。