歯茎の色が気になる メタルタトゥー・メラニン色素の沈着
メタルタトゥーとは
メタルタトゥーとは、銀イオンが原因で起こる歯茎の黒ずみです。
歯の根元の所の歯茎が帯状もしくは斑点状に黒く変色してしまった状態のことを言います。
メタルタトゥーが起こる原因
差し歯やかぶせ物、それらを入れるための土台に銀合金を使用していると起こる方が出てきます。
- 銀合金を使用した差し歯やかぶせ物、土台から溶けだした銀イオンが蓄積されて起こる。
- 銀合金の土台（メタルコア）を形成するときに出る金属粉が歯茎の中に入り込み、それが酸化して起こる。
このようなことがメタルタトゥーの原因だといわれています。
メタルタトゥーを防ぐには
土台やかぶせ物に銀合金を使わないことが一番です。
金属アレルギーの心配もありません。
ファイバーコアやセラミックが見た目もキレイで体に優しいのでオススメです。
また、歯と歯茎の境い目の形成時に、通常は回転切削器具を使い歯茎を傷つけてしまいがちなので削りカスが歯茎の中に入り込みやすいことが現状です。
当院では超音波のチップを使用しており、歯茎を傷つけずに形成する治療を行っています。
メタルタトゥーの治療法
当院ではレーザーによって除去します。
こんなにキレイになりました。
非貴金属のリスクについて
現在日本の保険内の治療で使用されている金属は“非貴金属”といいます。
特にアマルガムは水銀を含んでいるので有毒性が強く、一般的に使用されるニッケルも望ましくないとされています。
体内に溶け出し、メタルタトゥーだけでなく、金属アレルギー・重金属汚染・免疫力低下・細胞DNAを破壊しガン化・活性酸素の発生・神経障害等を起こす可能性があるといわれています。
その上、非貴金属はフィットが悪く隙間が出来やすいので、虫歯・歯周病を起こしやすいのです。
再治療を繰り返すことでどんどん自身の歯を減らしてしまうことにもなり得ます。
そうなる前に非貴金属を取り除き、体に害のないものに替えることをお勧めします。
メラニン色素の沈着
最も影響があるのは喫煙です。
周りで喫煙習慣がある人の歯茎が黒ずんでいるのを見たことがあるのではないでしょうか。
他にも紫外線や、刺激の強い食べ物や飲み物の継続的摂取などの要因が考えられます。
こちらもレーザーによって除去することが可能です。
（参考：クイックテッセンス）
F&Q
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歯茎が黒ずんでしまうのはどうしてですか？
歯茎の黒ずみは、金属を使用した詰め物・被せ物が原因で起こります。また、加齢や歯周病、タバコ、飲食物の着色物質、健康状態の悪化で引き起こされる場合もあります。
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以前治療した歯の歯茎が黒く変色してきました。どうしてですか？
金属を含む詰め物や被せ物の場合、金属が溶け出して歯茎が黒ずみます。また、加齢などで歯茎が痩せると、被せ物の内側にある金属が露出して境目が黒ずんで見えることもあります。
セラミックなど金属を使わない素材に交換することで、歯茎が黒ずむ原因を取り除くことが可能です。 -
子供の歯茎が黒ずんでいます。何かの病気ですか？
虫歯や歯周病が原因でない場合、自然な色素沈着や遺伝、歯を強くぶつけるなどの外傷、歯ぎしりなどの癖で歯茎に強い力がかかっていることが考えられます。
自然に治癒する可能性もありますが、まずは歯科医院の受診をおすすめします。 -
歯茎の黒ずみを放置すると悪影響はありますか？
歯茎が黒ずんでしまった原因にもよりますが、さらに黒ずみが濃くなったり、範囲が広くなったりするおそれがあります。また、口元の美しさが損なわれるため、自信を失い、人とのコミュニケーションに悪影響を与える可能性も。
歯の汚れが原因の場合は、歯茎の炎症や細菌感染が進行し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、口臭がきつくなる場合もあるので要注意です。
歯茎の黒ずみを放置せず、歯科医院で適切な治療を受けましょう。 -
歯茎の黒ずみは予防できますか？
将来的に歯茎の黒ずむのを防ぐために、以下の方法が効果的です。
・金属を含む詰め物や被せ物を避ける
・正しい方法での歯磨き、フロスやマウスウォッシュの使用
・禁煙 -
歯茎の黒ずみを治療する方法はありますか？
すでに歯茎が黒ずんでいる場合はセルフケアのみで改善するのは難しいため、歯科医院での治療をおすすめします。
当クリニックでは以下の治療を提供しております。
・レーザー治療･･･歯科用レーザーを照射して、歯と歯茎の境目に沈着した色素を除去します
・歯茎のホワイトニング（ガムピーリング）･･･薬品を塗布して、健康的なピンク色の歯ぐきに近づけます
・被せ物や詰め物治療･･･非金属の素材に替えます