インプラント治療について

歯がない状態で放っておくと・・・。

歯は一度無くなったら、もとに戻ることはありません。 必ず何らかの処置をしなければ、他の歯にも多大な影響を及ぼします。

これまで歯を失った場合の治療法といえば、入れ歯のイメージが強かったのではないでしょうか。しかし入れ歯は、歯肉の上に義歯を乗せてバネで固定しただけの不安定な装置です。ずれやすいため食べ物が入れ歯と歯肉の間に挟まったときに痛い思いをする、食べ物の温度が変わってしまうなどのデメリットがあります。

インプラントを使えば、天然歯同様の機能回復が望めます。また、人工歯根を土台としたしっかり固定される義歯なので、自然な噛み心地が実現できます。インプラントはしっかりアフターケアすることにより半永久的に使用できることから、永久歯に続く第3の歯と呼ばれています。

歯が抜けてしまった後の選択肢

インプラント専門医による安心・安全なインプラント

インプラント治療とは、歯の抜けたところに人工歯根を埋め込み、顎の骨にしっかり固定させた後、その上に人工歯を装着する治療です。 当院ではインプラント専門医である院長が、インプラント埋入後の咬み合せを考慮し、10年・20年後も機能する治療を行っています。 状態により最善の治療法は変わってきますので、患者様の希望をお伺いした上、慎重に診察し治療法をご提案させていただきます。

当院のインプラントの特徴

麻酔時の痛みすら無くす。
レーザー麻酔

麻酔時、レーザーを使用することで、麻酔時の痛みを極限まで軽減します。
さらにレーザーには滅菌作用、治癒促進作用もあります。厳重な衛生管理が必要なインプラント治療には欠かせません。しっかり麻酔をするので、手術中の痛みはほとんどありません。
当院のレーザーはEr:YAGレーザーと、Nd:YAGレーザーを用途によって使い分けています。

夢心地の間に手術終了。
麻酔医によるセデーション(静脈内鎮静法)

専門の麻酔医による麻酔を行うことも可能です。血圧や脈拍を常時観察しながら静脈内に麻酔を注入し、患者様は半分夢の中にいるような感覚で手術を受けられます。インプラント手術に恐怖感がある方に最適です。

骨が薄くても大丈夫。
骨組織を再生するCGF

通常、ある程度骨に厚みがないと、インプラントは建てられません。しかし歯が抜け落ちてしまっているということは、歯周病などで骨が溶けてしまっている可能性が高く、そのような場合はまず骨を再生する手術をお受けいただいております。
当院ではCGFという特殊な技法を使い、患者様の骨組織、歯茎を一気に再生します。

まず患者様ご自身の血液を採取します。そしてメディフュージという遠心分離機にかけ、フィブリンゲル(成長因子や血小板を大量に含むゲル)を取り出します。それをゲルを骨組織と一緒に目的の箇所に詰めることで、しっかりした骨組織が再生され、インプラントの土台が出来上がります。
ご自身の血液から作ることで、感染症の心配もなく治りも非常に早いのです。

◇メディフュージのメーカーサイトへ

インプラントをできたての状態に戻す、光機能化技術

インプラントは、製造一週間を経過した以降から経時的に、骨となじむ力や骨と接着する能力、さらには骨を作るのに必要な細胞を引き寄せる能力が落ちていくことがわかっています。インプラントはチタンでできていますが、これを「チタンの生物学的老化」と言います。これは未開封・未使用の状態でも起こります。
工場で作られた直後の新鮮なインプラントを患者さんに提供できれば良いのですが、現在の製造販売や流通過程上、それは不可能です。また同じ製品でも、どれくらい劣化しているかは表からはわかりません。

しかしこの問題を解決したのが、光機能化という技術です。インプラントに特殊な光を照射することで、工場出荷前の、できたての状態まで回復します。撥水性から超親水性へと変化し、インプラント定着をより強力にします。長持ちさせたい方には必須です。

インプラントは、製造一週間を経過した以降から経時的に、骨となじむ力や骨と接着する能力、さらには骨を作るのに必要な細胞を引き寄せる能力が落ちていくことがわかっています。
インプラントはチタンでできていますが、これを「チタンの生物学的老化」と言います。
これは未開封・未使用の状態でも起こります。

工場で作られた直後の新鮮なインプラントを患者さんに提供できれば良いのですが、現在の製造販売や流通過程上、それは不可能です。 また同じ製品でも、どれくらい劣化しているかは表からはわかりません。

そのインプラントは「当たり」なのか「外れ」なのか・・・それは患者さんも、ドクターもわからないまま施術しているのです。

出荷前の、できたての状態に回復させる光機能

この劣化したインプラントを、工場から出荷される前の、できたて新鮮な状態に戻す技術、それが「光機能技術」です。2009年の5月にも、読売新聞や毎日新聞、全国地方紙でも画期的な技術として掲載されました。

以下の写真はインプラントの表面です。
左が開封直後、右が光機能化したものです。
撥水性から超親水性へと変化するとともに、血液に対するなじみも著しく向上しています。

骨形成の促進と増加の作用もあります。
インプラント表面にも骨多く、早く出来上がり、より安定した状態になります。
(写真の青い部分が骨です)

インプラントを確実に定着し、長持ちさせるのに必須な光機能化技術ですが、導入している院は少なく、東京にある1万件の歯科医院のうち60件ほどしか無いと言われています。
大学病院にもまだ導入事例がありません。

質の高いインプラントをお考えの方は、タカラデンタルクリニックへ是非お越し下さい。
(写真:光機能化バイオマテリアル研究会

◇光機能化システムメーカーサイトへ

ドリルを使わない安心・安全なインプラント治療(OAM)

これまでのインプラント手術では、顎の骨にドリルで穴を開けてインプラント体を埋め込むというものでした。
当院では患者様への負担の少ない、ドリルを使わないインプラント手術も採用しております。
オーギュメーターという器具を使って、骨を移植せず、小さな穴をすこしずつ拡げて穴を作り、インプラントを埋入します。小さな穴であれば骨の幅が1.5mmしかない患者さまでもインプラントを埋入することが可能になります。ドリルを使用しないので不快な振動や骨を削る音に不安になることがありません (とはいえ仕上げの段階では、少しドリルを使用する場合もあります)。
手術部位も小さいため、術後の治りも早いのがメリットです。

◇OAMメーカーサイトへ

歯茎を切らない新手法、ガイデットサージェリー

ご希望により、歯茎を切らない新しい手法のインプラント手術(ガイデットサージェリー)もお受けいただけます。こちらはCTで顎全体を3Dスキャンし、歯列に合わせたガイドを作成します。ガイドにそって歯茎の上から穴をあけ、そこにインプラントを埋入します。歯茎を切らないため縫う必要がなく、患者様への負担は少ないと言えます。
ただし、術中に歯茎の中の骨の状態が目で確認できないため、この手法を用いれる方は限定されます。

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白い材質で元の歯のように美しく ブリッジ

ブリッジは、抜けてしまった両隣の歯を削り、3つ連結した歯を橋渡しのようにかけることで失われた部分を補填する治療法です。セラミックなどの白い材質を選べば、まるでもともとあったかのように審美的に修復できます。審美的にはかなり劣りますが、保険適用も可能です。
ブリッジはインプラントと違い手術の必要がなく手軽ですが、噛む力が本来の歯より損なわれ、義歯と違い取り外しができないので磨きにくく衛生的に問題が生じることもあります。

安価が何よりの魅力 義歯

義歯(入れ歯)は抜けた歯を模したものを、支えとなる歯にばねをかけて固定する方法です。
他の歯を削る必要がなく、取り外して洗浄・消毒できるためきちんとお手入れをすれば衛生的に保てます。しかし削らなくてもバネのかかっている歯への負担は大きい為、支えとなる歯の状態を慎重に観察していく必要があります。