20代男性 前歯のすきっ歯とずれた噛み合わせを「ワイヤー矯正」できれいに改善した症例

「歯並びが気になる。前歯がすきっ歯で、しっかりと食べ物を噛むことができない」とご相談いただきました。

拝見したところ、上下前歯の間に大きな隙間があるすきっ歯になっており、見た目の美しさが損なわれ、食事もしづらくなっていました。
また下顎が右前方にずれており、このまま放置すると噛み合わせのずれからくる首や肩のこりだけでなく、発音障害などが起こるリスクがあります。

さらに、上下左右の一番奥には親知らずが1本ずつ残っています。

矯正の妨げになる親知らずを4本抜歯したあとに、ワイヤー装置による矯正治療で歯並びと噛み合わせを改善する方法を提案し、了承いただきました。

まずは親知らずを抜き、傷が治るのを待ってからワイヤー矯正を開始します。ワイヤー矯正では歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる小さな装置を接着し、そこにワイヤーを通して歯を動かします。
前歯の隙間がきれいに閉じ、噛み合わせも改善されたことを確認し、治療を終了しました。

・ワイヤー矯正中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります
・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します