30代男性 歯の着色と乱れた歯並びを歯のクリーニング、歯列矯正、虫歯治療で改善した症例

「デコボコした歯並びと歯の着色が気になる」とご相談いただきました。

拝見したところ、全体的に歯並びがややデコボコとしており、特に下前歯はねじれや位置のズレが目立っていました。
また上下前歯を中心に歯の着色も見られ、お口を開けたときの見た目に影響を及ぼしています。
さらに、上下左右の奥歯計11本に虫歯が認められました。

このままの状態を放置すると見た目の問題にとどまらず、虫歯の進行や歯並びの乱れによって将来的に痛みが出たり、歯の寿命が短くなったりする可能性があります。

以上のことから、歯の着色を除去する治療と歯並びを整える矯正治療、そして虫歯の治療を行う必要があると診断しました。

歯のクリーニング、ワイヤーを利用した歯列矯正、自然な白さが特徴のセラミックを用いた虫歯治療を組み合わせた総合的な治療計画を提案し、同意いただきました。

これらの治療を段階的に行うことで、より健康的な口腔環境を長期間維持できる可能性が高まります。
ただし自費診療を含む治療のため費用がかかること、治療期間が長くなることもお伝えしています。

【治療の流れ】
①歯のクリーニング
専用器材を用いて全体のクリーニングを実施し、歯の着色を丁寧に取り除きます。
その後、再度着色が起こりにくいよう歯の表面を滑らかに磨き上げました。
また、着色しやすい部位を丁寧に説明し、効果的なブラッシング方法を指導しています。

②歯列矯正
歯の表面に小さなボタンのような部品を装着して、そこにワイヤーを通すワイヤー装置を用いた歯列矯正で、少しずつ歯を動かして歯並びを整えます。
矯正終了後は、歯並びの後戻りを予防するため上下前歯に保定装置を装着しました。

③虫歯治療
矯正終了後に虫歯治療を行います。虫歯部分を順次取り除き、仮歯を装着して全体の噛み合わせを整えました。
その後、しっかり噛めていることを確認して精密な型取りを行い、完成したセラミックの詰め物を装着しています。

計画通りに治療を進め、すべての治療を終了しました。