歯ぎしりとストレスの関係性

ご無沙汰しております。歯ぎしり、歯の咬み合わせについてお話いたします。
種類や大きさは人それぞれありますが、寝ている時人は必ず歯ぎしりをしています。実は、歯ぎしりというのは、ストレスと非常に深い関係があります。

普段の生活と、そうではなく意識的にストレスをかけて生活する実験を行った結果、正常の生活よりも、ストレスがかかった生活の方が3倍もの力で歯ぎしりすることが実証されています。通常が4レベルくらいの歯ぎしりに対し、ストレスが最も多く感じていると12レベルくらいになるというわけです。

また、起きている時に意識的に歯ぎしりをした場合は90kg重に対し、寝ている間、つまり無意識の状態であれば、120kg重くらいで歯ぎしりしているのも実験で証明されています。ストレスは自分では感じてなくても、必ず抱えているものです。よって、寝ている間には、ストレスを歯ぎしりすることによって解消するという循環になっています。

歯ぎしり、歯の咬み合わせの危険性

次に、悪い咬み合わせで歯ぎしりを続けるとどうなるかというと

1、歯への負担

当然、毎日歯に負担をかけているわけですから、歯がすり減り、場合によっては、知覚過敏や虫歯を招いてしまいます。

2、歯周病

歯周病は進行すると動脈硬化や糖尿病、誤嚥性肺炎まで引き起こす原因になってしまいます。

3、顎関節症

顎関節症は首肩コリや腰痛、頭痛や偏頭痛、または脳、心臓、血管系や呼吸器系、消化器系など全身の症状を起こす全身疾患に繋がります。

4、精神的、心身的の医学的問題

心身症やうつ病、認知症などを引き起こす原因にもなります。

上記の症状は全て咬み合わせ障害からきているので、1つ1つ考えると、とても恐ろしい病気に繋がるというわけです。

次回は、咬み合わせ治療の効果などについてアップしていきます。