40代男性「食いしばりが強くマウスピースが壊れたので新たに作りたい」ワイヤー矯正とインプラントで咬み合わせを治療した症例
| 年齢と性別 | 40代男性 |
|---|---|
| ご相談内容 | 「食いしばりが強いためマウスピースを使っていたが、壊れてしまった。厚めのマウスピースを作ってほしい。クリーニングもしたい」とご相談いただきました。 |
| カウンセリング・診断結果 | 診察したところ、お口全体の咬耗（歯のすり減り）が見られました。また、これまで使用されていたマウスピースにより奥歯が圧下され、奥歯の咬み合わせが低くなっている状態でした。
舌側左5番にはブリッジ入っており、やや不正歯列が認められました。 |
| 行ったご提案・ 治療内容 |
咬み合わせを調べたところ、顎の関節や咬筋（頬骨とあごの骨の間にあり、上下の歯をかみ合わせたときに動く筋肉）に痛みがあることがわかりました。 そのため、これらの痛みも治療が可能であること、咬み合わせの大切さをご説明し、治療内容にご納得いただけたため、咬み合わせ治療を開始しました。 最初はワイヤーでの全顎矯正を行いました。 咬み合わせを整えた後、古い詰め物やかぶせ物を外して、仮歯にて適正な咬み合わせ状態を作ってから、最終的なセラミックに変えていきました。 |
| 治療期間 | 約2年間 |
| おおよその費用 | 約2,900,000円 （矯正／インプラント／セラミックによる咬み合わせ治療） |
| 術後の経過・ 現在の様子 |
経過は良好で、現在も定期的にクリーニングなどのメンテナンスでご通院いただいています。
正常な咬み合わせになり、現在はマウスピースを使うことなく生活されています。 |
| 治療のリスク について |
・インプラントは外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います。 ・メンテナンスを怠ったり喫煙により、お口の中に大きな悪影響を及ぼすインプラント周囲炎等にかかる可能性があります。 ・糖尿病、肝硬変、心臓病等の場合、インプラント治療ができない可能性があります。 ・高血圧、貧血・不整脈等の場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります。 ・インプラントは自費診療（保険適用外治療）となります。 ・矯正治療中は発音しにくい場合があります。 ・矯正中、舌が動かしにくいことがあります ・矯正治療中は装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になることがあります。 ・歯の移動に伴って違和感や痛みを感じる場合があります。 ・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります。 ・セラミック装着に際し、天然歯を削る必要があります。 ・硬い素材の場合は他の天然歯を傷つけてしまうことがあります。 ・咬み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります ・セラミック治療は一部の治療を除き、自費診療となります。 |
治療前
治療後
治療前
（初診時）レントゲン
（ブリッジを外した状態）レントゲン
治療中①
（インプラント没入後）レントゲン
インプラント予定部分には、インプラント没入後ブラケットを装着
治療後
